医師に転職しよう

医学部再受験・編入試験

 こんにちは、m_yossieです。このブログでは、医学部再受験を頑張っている方に役立つ情報を発信していきます。

島根大学編入試験の解説と対策をお願いします。

 医学部再受験を思い立ったら、まず何をすべきかについてお答えします。

 私は医者の家系に生まれた訳ではなく、母子家庭育ち、母は高卒です。高校生の頃から医学部に憧れていましたが、2浪しても合格できず、基礎研究の道に進み、医師の夢からは遠ざかっていました。
 しかし、30を前に一念発起して医学部再受験の勉強を始め、独学で国立大学医学部の編入試験に合格しました。働いて学費を稼ぎながら医学部を無事に卒業し、現在、内科医として日々臨床を行っています。
 また、医学部専門予備校で10年におよぶ指導歴があり、多数の合格者を送り出してきました。編入試験の指導経験もあります。

 文系出身だろうが歳をとっていようが、正しい方法で計画的に準備を進めていけば、誰でも医学部に入れる可能性は十分にあります。私の同期にも文学部出身の人がいましたし、他の学年には50手前で編入試験に合格した方もいました。

 本気で医師になりたいか 

 医師を目指すのであれば、それなりの「覚悟」が必要です。

 「病気で困っている人を自分が治療して助けたい」「臨床研究をしたい」「『医龍』の朝田龍太郎や『ドクターX』の大門未知子ようにかっこいい手術をしたい」「親の医院を継がないといけない」など理由は何でもよいと思いますが、何となく「医師になりたい」では合格はとうてい望めず、受験勉強も続きません。「自分には医師以外にない」という強い気持ちは医学部合格に必須です。

医学部再受験を思い立ったら、まず確認すべきこと 

家族の理解が得られるか

医学部再受験を家族に宣言する

 現在、独り身であり、お金と時間を自由に使えるという人は問題ないですが、医学部再受験を考えている人の中には、そうではない人もたくさんいると思います。大学や大学院に在学中の方、働いて家族を養っている方、子育て真っ最中の方など、さまざまでしょう。

 いざ医学部再受験をしようとなると、どうしてもある程度のお金と時間をかける必要があります。場合によっては、学校を休学・退学したり、働く時間を減らしたり、配偶者に育児負担をかけてしまったりといった状況になるかもしれません。また、合格した大学によっては、居住地を変える必要も考えられます。

 まずは、家族や周囲に医学部受験をすることを宣言しましょう。受かるかどうかわからないからと思ってこっそりと受験準備を始めることは好ましくありません。後々、家族や周囲との間で思わぬトラブルを招くことになりかねません。特に、あなたの再受験に対する家族の考えを確認する必要があります。家族を説得するだけの理由が必要です。また、周りに医学部再受験を宣言することで退路を断ち、決意を強固なものにするという意味合いもあります。

 私の場合、医学部再受験を思い立ったのは、大学院在学中のことでした。当時は病気で働けなくなった母をアルバイトで養いながらの生活であり、奨学金の貸与も受けていました。母に受験することを宣言し、大学院を中退して予備校でのアルバイトをしながら勉強をするつもりでした。しかし、母からは、まずは大学院を修了し、学位を取得することを優先してほしいとのことでした。そういうわけで、大学院を修了した後、働きながら受験勉強をし、医学部に編入しました。
 

どの程度お金をかけられるか

スクーリングか、独学か

 結論から言いますと、独学でも医学部再受験合格は十分可能です。

 医学部再受験をするに当たって、やはり情報収集が重要なポイントになってきます。特に、編入学に関しては、大学受験の「赤本」のようなものは存在しませんので、各大学でどのような試験科目があるのか、出題内容やなどといった情報は、大学受験に比べて入手しづらいと思います。

 インターネットが普及していなかった頃は、そういった情報を手に入れるのが困難であり、情報量を多く有する医学部学士編入専門予備校を頼らざるを得なかったかもしれません。しかし、こういった予備校はどこにでもあるわけではなく、地方で暮らしていて再受験を考えている人たちには、情報を入手しづらく圧倒的に不利な状況であったと思います。

 しかし、これだけインターネットが普及した現在では、医学再受験、編入試験に関しても容易に情報を得ることができるようになっています。また、私が受験した頃にはなかったことですが、最近ではYouTubeで配信されている動画で学習を進めることができるようになっています。便利になりました。

 私の場合、奨学金とアルバイトで生計を立てているような状況でしたので、大学院を修了して働き始めてからも奨学金の返済もあって、とてもではないですが塾や予備校に通うお金はありませんでした。しかし、インターネットで過去問などの情報収集を徹底して行い、あとは市販の参考書と問題集を使って準備を進め、合格を勝ち取ることができました。

 スクーリングにお金と時間をかけることができる環境にいる人は、もちろん検討しても良いと思います。

 独学での医学部再受験の対策に役立つ情報、対策の進め方に関しては、おいおい発信していきます!

国公立か、私立か

 国公立と私立の医学部のどちらを目指すかで、入学時、入学後に必要なお金の額が大きく異なってきます。

 国立大学の場合、合格が決まったらまず入学金30万円が必要です。年間授業料は55万円程度ですが、教科書代やその他の費用も含めて、年間数十万円程度はプラスで見ておいた方が良いです。私立大学の場合、編入学試験を行っているのは岩手医科大学と北里大学のみであり、一般受験で考える方が多いと思いますが、最も学費の安い国際医療福祉大学でも初年度で460万円、6年間で2000万円近くかかってしまいます。もちろん、これだけの学費を払える環境にいる方は、それを最大限に活用して1年でも早く医学部に入るのが良いと思います。

 とりあえず入学金と前期の授業料を準備しておけば、奨学金制度や授業料免除制度もありますので、「お金がない」という人でも、あとは何とかなります。

 私の場合、とても私立に行くようなお金を持ち合わせていなかったので、当然、国立一本での受験です。働いて何とか入学金と前期の授業料は用意しておき、1番最初に受かった大学に迷わず払い込みました。

引っ越しや車の購入が必要になるかもしれません

 合格した大学が自宅から通えるところにあるとは限りません。単身または家族とともに引っ越しをする可能性があることも考えておくべきです。新居の契約や引っ越しにも費用がかかることにも留意しましょう。

 また、地方の医学部に進んだ場合、車がないとなかなか不便です。車に乗っていなかった方でも、在学中には車が必要になることが多いでしょう。そうなると、自家用車の購入も検討する必要があります。 

 私の場合、合格した大学は隣県にあり、電車で通えないことはなかったのですが、やはり遠距離通学になってしまい、朝早くから授業や実習があると遅れる可能性があること、夜にアルバイトをして生計を立てる必要があったので、学校が遠いと睡眠時間が短くなってしまうことを考え、引っ越しました。また、実習やアルバイトなどでの移動に車は必須のところでしたので、入学後に車の購入も必要になりました。

 お金は早いうちから少しでも貯めておくことが賢明です。

 タイムリミットを決める

 ダラダラと勉強を続けても合格は望めない

 医学部受験を決意したら、必ずタイムリミットを設けましょう。

 「別に医学部再受験に失敗したとしても、安定した生活ができているから問題ない」という人もいるでしょう。逃げ場がある、他の道があるということは、もちろん精神的な安定に繋がります。

 しかし、医学部再受験の場合、自分を追い込むことは必要です。「失敗してもいいや」という気持ちでは合格は難しく、何年も無駄に時間を費やしてしまいます。医師として働くことのできる年数は減ってしまい、周囲にも負担をかけることになってしまうのです。

 私は、医学部予備校で働く中で多くの受験生を見てきました。何回受験しても医学部に入れず、毎年予備校で同じような生活を送っている生徒もいましたが、そうした生徒に共通しているのは、「後がない」という切迫した雰囲気が感じられないということです。特に金銭的に余裕がある家の場合、「いつか医学部に入れればいいや」というような、ある種の余裕のようなものさえ感じられました。しかし、結局は医学部に合格できず、予備校を去っていくことになるのです…。

 私の場合、年齢も考慮し、大学院の最終学年と修了してからの2年を合わせた3年を期限として、3年のうちに合格できなかったらきっぱり諦め、研究職に残るつもりでしたが、3年計画の2年目に合格を勝ち取ることができました。人生のうちで最も集中して勉強できた期間だったと思っています。

 背水の陣で臨むんだという強い姿勢が必要です。

いつから対策を始めるか  

今すぐに始めましょう!

 医師になると決めたら、今すぐに行動を開始しましょう。

 あなたの決意が鈍らないうちに早速行動しましょう。社会人を経験してから医学部に入り直す人は、ストレートで医学部に合格した連中と比べて、ですから、医学部に入るまでにかける時間をなるべく短くしたいものです。

 私は大学院を修了して働く中で医学部編入試験に合格しましたが、大学院時代に再受験を決意したときからコツコツと準備を進めていました。結果的に、自分で考えていたよりも早く医師への切符を手に入れることができました。

 1日も早く医師になることを目指して頑張りましょう。


まとめ

 医学部再受験をすると決めたら、すぐに行動を開始しましょう。強い気持ちを持って、1日も早く医師になることを目指して頑張っていきましょう。

 ただし、やみくもに参考書や問題集をやるのは効率が悪すぎます。まずは相手を知ること、ゴールを設定することが必要です。当ブログで解説していきます。

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