こんにちは、m_yossieです。このブログでは、医学部再受験を頑張っている方に役立つ情報を発信していきます。
島根大学編入試験の解説と対策をお願いします。
本記事では、医学部受験をする上で役に立つ本を、私の感想も交えながら紹介します。
私は医者の家系に生まれた訳ではなく、母子家庭育ち、母は高卒です。高校生の頃から医学部に憧れていましたが、2浪しても合格できず、基礎研究の道に進み、医師の夢からは遠ざかっていました。
しかし、30を前に一念発起して医学部再受験の勉強を始め、独学で国立大学医学部の編入試験に合格しました。現在、内科医として日々臨床を行っています。
また、医学部専門予備校で講師として10年間の指導経験があり、多数の生徒を合格に導いてきました。編入学試験受験者の指導経験もあります。
医学部受験の勉強の合間に、本記事で紹介する本を読んでさらにモチベーションを高めていってください!
奇跡の記憶術
医学部受験に役立つ本としてまず最初に紹介したいのが、「奇跡の記憶術」です。
最初にお断りしておきますが、私はアヤシイ暗記法をお勧めするのではありません!これまでに大学入学試験、大学院入学試験、医学部編入試験、医師国家試験、専門医試験などの様々な試験を受験してきましたが、「暗記にばかり頼っていてはダメ。基礎的な事柄を徹底的に理解して、暗記は必要最低限にすべき。」という考え方は一貫しており、今も変わりません。
日常臨床でも、病気の診断をするには暗記だけではどうにもなりません。しかし、病気の名前やその特徴、診断基準といったことがある程度は頭に入っていなければ、医師は患者さんに的確な診断をしてあげることができないこともまた事実です。インターネットや文献でゼロから調べているようでは、外来はとても終わりません笑。
また、医師になってからも、内科・外科専門医試験、各診療科の専門医試験と、医師は常に知識のブラッシュアップをしながら勉強していくことを求められます。新しい薬も続々と登場し、専門医試験でも問われます。「一夜漬け」のような勉強法は通用しなくなり、無理矢理棒暗記をするような勉強法ではせっかく覚えた知識も短期間のうちにあとかたもなく抜け落ちてしまいます…。
したがって、早いうちにきちんとした根拠に基づいた記憶術を身につけておくことは、今後の人生で大いに役立つことと考えます。
本書では、脳科学で解明された記憶のメカニズムに基づき、記憶のレベルを4段階に分け、反復学習により記憶のレベルを上げていくというやり方、分散学習の有効性、記憶後の睡眠の重要性などについて詳しく説明されています。記憶と論理との関係についても、出口先生の実体験も交えて丁寧に説明が施されています。
実際に私もこの本を読んでから、専門医試験の勉強で実践してみましたが、確かに記憶の定着が全く違います。1つ目の専門医試験は無事に突破し、現在、この記憶術を使って別の専門医試験に向けて勉強中です。そして意外だったのは、日常臨床でも患者さんの病歴や検査結果などが頭に残りやすくなったということです。
これまでの自分の勉強法を変えるということには多少なりとも抵抗があるとは思いますが、新しい勉強法が軌道に乗ればものを覚えるという作業も楽しくなってきます。
勉強に関する本は世の中に溢れかえっていますが、勉強のしかたで悩んでいる方にはぜひ一度、本書に目を通していただきたいです!
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